水を引いた後に田んぼの中に植わっていてはいけない雑草やら、
木の切れ端やらがビヨ～ン、ビヨ～ンと飛び出ている。
そこで嫁の父がはだしになって田んぼに入り障物をどけることにした。

俺の嫁はそんな父のヘッピリ腰を見るに見かねたようだ。
目をキラキラ輝かせて何かしでかす気満々！
嫁の性格を知り尽くす俺は、一人イヤな予感がした。

「お父さん、そこにもほらっ！　なんか飛び出てるよっ！　もぅ、見てられないなぁ～」

何やら偉そうに指図しながら自分も田んぼに入るつもりのようだ。
家から履いてきた安っちいサンダルを見咎めた嫁父が、すかさず
「そんなサンダルで入ったらはまるよ。はだしがいいよ。」と注意を与える。
しかし嫁は聞く耳をもたず、余裕をかましながら、そのままの勢いで田んぼへと踏み込んだ。

「だぁ～いじょうぶ、だぁ～い、あぁぁぁぁあぁあぁあぁぁ…。」

何やら途中から間の抜けた声を出して、
頭からバシャ～ン、ズザザザザァと、ＡＡみたいに田んぼへスライディングをかます俺の嫁。
案の定、二歩目で両足がずっぽりはまり、三歩めを踏み出せずに、勢い込んで前につんのめったのだ。

俺も嫁父も周りにいた親戚もあまりに突然の出来事で目が点になったが、
「『だぁ～い、あぁぁああぁ』って何だよっ！」という俺の三村ばりの突っ込みで一同大爆笑！

嫁はこれ以上ないくらいに「しょぼ～ん」としょげ返り、俺は腹を抱えながら、
「だぁ～い、あぁぁああぁ…。」を繰り返し再現するのであった。

ちなみに嫁は泥だらけの姿で「市中引き回しの刑」のように実家までの道をトボトボ歩き、
それを見つけた近所の子供達を大喜びさせたのは言うまでもない。

○ラクエの泥人形思い出すな・・・

>>393
しょげてるのにさらに笑いものにするのはひどくね？
嫁ｶﾜｲｿｽ

>>399
た、確かに…。しかし嫁の恥は自分の恥。
本気で笑い者、晒し者にしたわけではありませぬぞよ？（多分）
だけど家の嫁って打たれ強いというか、
ぜんぜんメゲナイタイプなのでこの程度ならまだ大丈夫。
勿論ちゃんとフォローは入れておいたけどね。(^^;;;

>>393
ウチの近所に引っ越してきてください。

>>392-393 
ｶﾜﾕｽ