引用元: その神経がわからん!その70



111: 名無しさん@おーぷん 22/02/05 15:32:45 ID:79.z3.L1
昨今コロナのせいで音楽系の学校イベントが減ってるってニュースを見て、ふと思い出したイベントの話。

うちの学校は合唱コンクールがあって、毎年その時期になると何を歌いたいかアンケートをとっていた。
被っちゃ駄目とは言われないけど、暗黙の了解で第一希望〜第三希望の中からそれなりに被らないよう役員の子達が話し合いをして決める。





その年、私のクラスの第一希望は隣のクラスと被っていたらしい。
隣のクラスの友達からそれを聞いた時は、まぁ第二でも良いか〜くらいに考えていた。
ところが、担任が何故か話し合いをする前に勝手に譲ってしまい、その上希望に全く出してない小難しそうな歌に決めてしまった。
例えば旅立ちの日にみたいな分かりやすく綺麗な合唱曲を希望していたのに、現代文の教科書に載っているような詩に複雑な音をのせて難しい表現をいかに聞かせるか、みたいな曲にされてしまったのだ。
せっかくだから難しいのに挑戦してみよう!って勝手に張り切ってる担任。
この時点で皆だいぶ萎えてたけど、いつまでもグチグチ言ったってしょうがない。
音楽の先生が「優勝したらお祝いしようぜ」と言ったのもあり、普段ちょっと不真面目な子達もわりと一生懸命頑張ってた。
でも結果は最下位。
正直練習中に一度も綺麗だと思えなかったし、これで合ってるのか?これは不協和音ではないのか?でも楽譜通り歌ってるし……と不安が拭えないまま本番になった。
歌ってる側だから良い感じに聞こえないのかも……聞き手からは綺麗に音が重なって聞こえてるのかも……という淡い期待もむなしく終わった。
コンクールが終わった後、音楽の先生に「えっ?お前達あれで優勝できると思ってたの?」と言われたのは多分一生忘れない。

先生達は何がしたかったんだろうか。

引用元: その神経がわからん!その70