引用元: 何を書いても構いませんので@生活板107



286: 名無しさん@おーぷん 21/06/07(月)04:39:28 ID:fW.ki.L1
某国の一人っ子政策が終わって久しいけど、最近3人までOKになったというニュースを父と見てたんだ。
そしたら父が「大はお前たちを守る犬なんだよ」って。大(ダイ)は犬の名前。
当時まだ新婚の父と母が某国の農村部にある会社の支社に駐在員として派遣されていた時の事。
村の村長さんが母が妊娠してから事ある毎に「犬を飼え」と進めて来た。
でも両親は駐在員なので犬を飼ってしまうと帰国時に大変になるから飼わなかった。

だけど兄が生まれたその日に村長さんは大きな子犬を持ってきて、帰る時は俺が引き取るから飼えって。両親はそこまで言うならと子犬を引き取り兄と共に育てた。
一度別の支社(ちょっと都会)に異動になり、2年後に駐在は最後の1年の約束で以前の農村部の支社に戻った。
そしたら村長さんは新しく生まれてた幼児の私を見て「この子が5歳になったら犬を飼え」とまた。
駐在は残り1年だったから私の年齢的に飼う事なく帰る事になったんだけど、父がお別れの際に「この子(私)が5歳になったら犬を飼いますね」と伝えたら、「帰るんだからいらないだろう」との返答だった。
犬をもらった当時は「子供の遊び相手」なのかと思ったが、後で兄の犬は「男児攫い」から兄を守る為で、私が5歳になってからの犬は「息子の嫁攫い」から守る為だったと気がついたって。
「帰るんだから(日本なら)いらない」はそういう事が起こらないから。
大は家族全員既に離れ難くて、予防接種や病原菌検査他たくさんの書類を用意して一緒に日本に連れてきた。
その時も検査の証明書類を制作する間、大や私たち兄弟を預かってくれたり、本当に良くして頂いたそう。
ちゃんと経緯を聞いたのは初めてだったけど、父と母が毎年旧正月に合わせてお祝いの品を某国に送っていた理由の意味がわかった。

288: 名無しさん@おーぷん 21/06/07(月)06:24:39 ID:NO.81.L1
どれだけ怖ろしい国なんだ

引用元: 何を書いても構いませんので@生活板107