私は手すりから少し離れたところにいたのですが、私の隣に立っている女性の様子がおかしい。
さっきから小声で「はぁぁ〜〜〜！」とか「鬱陶しいなぁ〜〜〜〜」とか「ムカつく…」
などごちゃごちゃと呟いています。
何か嫌な事があったのか、かなり苛立っている様子。
電車が揺れる度にその人の方にもたれかかってしまうのですが
一応気を遣ってなるべく踏ん張って耐えていました。
しかし満員電車なのでどうしても揺れればもたれかかってしまう…
その度に「はぁ〜〜〜っ」と大きな溜息をつかれ、私は早くこの状況から抜け出したいばかりでした。

やっと人がたくさん降りる駅に着いて、電車の中はだいぶすきました。
私は早く隣の女の人から離れたかったので、ドア近くの手すりに移動したのですが
その女性も同じ手すりを狙っていたらしく彼女と私はほぼ同時に手すりを掴みました。
私は「しまったっ」と思いその場所を離れようとしたのですが、その瞬間彼女が
「てめぇ〜さっきから鬱陶しいんだよ！」
とぶちぎれてきました。
人に注目されるのが苦手な私は
大声を出された事と乗客が一斉にこっちを見たことでパニックになってしまい
半泣き状態で固まってしまいました。（ヘタレですんません…orz）
しかし苛立ちマックスの彼女はおかまいなしに
「さっきからぐらぐらもたれかかってきやがって！」
「その手すりは私が先にとったんだよ！強引に入ってくんな！」
などと私を罵倒しまくる…
もうどうしたらいいかわからずアワアワしていると
近くにいた30代後半くらいのサラリーマンが

「満員電車なんだから仕方ないだろ。立ち位置くらいでごちゃごちゃ言うな。
　世界はお前中心にまわってるんじゃねーんだよ！！」

と冷静に、しかしドスのきいた迫力のある声でかばってくれました。
彼女はカァッと顔を赤くし、一瞬何かを言い返そうとしていましたが
フンッとそっぽを向いて違う車両に逃げていきました。

彼女がいなくなった後、サラリーマンに泣きながらお礼を言うと
「大丈夫？あーいうのは気にしちゃだめだよ」と気遣ってくれて
なんていい人なんだ〜〜〜〜と号泣してしまいました。

今回はサラリーマンに言いたい事を代弁してもらいましたが
私もあれくらいハッキリ言えるようになれたら…と思う出来事でした。

その彼はいまでは私の旦那様です

その彼の屍を越えて私はまた一つ強くなりました。

電車男到来！！




といわんばかりの・・・・・

サラリーマンＧＪ！！
勘違い女を正してくれてよかった。

まあ世界は俺を中心にまわっているからな

本人の性別が不明な件

アッー！

性別をはっきりさせない書き込みの90%は女性の法則