引用元: 直接投稿用スレッド@はーとらいふ




不思議な名無しさんさんからのご投稿です。
ありがとうございますm(_ _)m




1.
食物アレルギーに関する、おそらく犯罪になるかもしれないDQN返し。
なので気分を害されたらごめんなさい。
(つじつまの合わない部分はフェイクと思ってください)








私の知り合いは、ある程度大人(正確には”おばさん”)になってある日突然、アレ持ちになって生魚全般が食べられなくなった。
最初は、スーパーで買った見切り品の寿司セットが痛んでたのかと思ったらしいが、一緒に食べた(どちらかといえば消化器が弱い)旦那は平気だった事と、別の日に食べた釣れたてを裁いた(店にある大きな生簀で魚を釣る)刺身でも酷い目にあったので、もしやと思って調べたらアレルギー反応が出たらしい。 
もちろん原因など不明。
食べると、全身が痒くなるだけでなく、切り身が触れたところが赤くなるそうで、医者からもこの先さらに悪化する可能性が高いから今後は魚は食べないようにと言われたそうだ。


それ以降は、自分は海産物を絶ち、魚好きな旦那さんにはスーパーで買った刺身パックや、惣菜で我慢してもらってたのだが、その事を知った別居中のトメがものすごく煩わしかったらしい。
お気まりの、「アレなどは甘え」「食ってりゃなおる」そして、「そもそも、この前まであれだけパクパク食べてただろうが、ただの手抜きの言い訳。」

 
まあ、実際ある日突然ということが理解できないのはわからなくはないが、本人にしたらたまったものではないし、何より元々嫌いでない、自分も食べたいものを必死で我慢してるのに、ネチネチ言われるのにいい加減切れかかってた時に、トメから刺身を投げつけられ全身に発疹が発生、高熱を出して入院騒ぎに。



2.
旦那だけでなくコウトコトメ(ウトは鬼籍)からもフルボッコで攻め立てられるも、
「私は嫁の好き嫌いを直そうとしただけ」と居直る始末で、とうとう絶縁状態に。
 
だが、やられた本人はそれくらいで気が済まなかった、更に入院中に病棟の共同本棚で見つけたある本が、彼女に光明を与えた。
 
その本自体は、世の中のとんでもないものを紹介するという本なのだが。(判る人にはわかるかな)
その本で紹介されてた本に、ある漫画家さんがダイエットのためにパイナップルばかりを食べてたら、ある日突然パイナップルアレルギーになって死にそうな目にあったエピソードが紹介されてたのを読んでひらめいたそうだ。
 
「いくら口で説明しても理解できない馬鹿でも、自分がそうなれば理解するだろう」(本人の言葉そのまま)

幸い、自分の実家の方ではパイナップルの栽培が盛んで、親戚も栽培いしている。
そこで親戚に頼み込んでかなりの量の収穫した手のパイナップルを、いかにも「同居していると思ってました」という体で送ってもらったらしい。 
 
箱には「量が多くて迷惑かと思うが親戚やご近所にも配ってください」と書いておいてもらったそうだが、
トメの性格からして、親類縁者、ましてや他人に分けるとも思ってないし、さらに結構な量だとしても、「もったいない」の精神で食べつくすはず…。

この読みは外れなかったそうだ。



3.
ある日突然病院から電話が、トメがパイナップルのアレルギー症状で担ぎ込まれたと。
ただ、想像してたよりかなり激しい反応が出たらしくそれこそ親類が呼び集められる事態になったらしい。
 
そこで「嫁が送り付けたパイナップルがぁぁぁぁぁぁぁ」と吠えたらしいが。
「なんで(嫁)さんが絶縁中のあんたにそんなものを送るんだ」
「おいおい添え書きには親戚は近所にも配れと書いてあるじゃないか、俺達はそんなものが届いたなんて知らなかったぞ」
「変に意地汚い喰い意地を出して独り占めしたんだろうが」と呆れられる始末。 
まあ、親戚連中もこれが計画的犯行とはつゆほどにも思わなかったのだろう。

 心の中では「効果が絶大過ぎだ」と「ざまあ見ろ、計画通り」という思いが渦巻きながらも、申し訳なさそうにしながらも、表面上は申し訳ありませんという態度をとり通し、退院直前に。
「でも…これでわかってもらえたでしょ、ある日突然今まで大丈夫だったものでも、ある日突然アレルギーになるんですよ。」
といった瞬間、トメが急に押し黙たらしい。


それ以降、絶縁状態は穏やかに疎遠に移ったらしいが、本人いわく。
「パイナップルなんか食べなくてもいいけど、私は刺身が食べたい。私の方が割に合わない」と苦笑を浮かべてました。



不思議な名無しさん、ご投稿ありがとうございました!



 

引用元: 直接投稿用スレッド@はーとらいふ