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716: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/14(金) 22:36:59.81 ID:xtR38uQo
週末にするとか言ったが、今日書くことにした件。

第五部・最終章『もう俺は限界かもしれない』後編

3年目の春。
相変わらず厳しいスケジュールばかりで疲労はたまっていたが、
それは俺だけじゃない。
こんな所で弱音など吐いてはいられないのだ。
「おはヨーグルト!」
井出だ。こいつはいつも元気だ。
「キムちゃんと竹中ちゃん、もう2年目じゃーんww」
「そうですね」
両肩に手を置かれ、めんどくさそうに返事する木村くん。
「そろそろ仕事にも慣れたぁ?」
肩をもむ井出。
「僕じゃなくて、竹中さんに絡んでくださいよww 今仕事してるんで」
「これだから真面目くんはつまんねーんだよな」
井出が離れる。それと同時に
「竹中ちゃん、左舷弾幕薄いぞ!」
ゲッツのポーズを繰り出す井出。
「井出さん、なにやってんの!」
はいはい、ガンダムガンダム・・・。
「マ男さん」
木村くんだ。
「今日、お昼一緒に良いです?」
む?

719: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/14(金) 22:39:43.28 ID:Zs09vxEo
続きktkr!

726: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/14(金) 22:44:33.81 ID:FbgimfYo
キタ━━━━ヽ('∀`)ノ━━━━!!!!

730: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/14(金) 22:47:09.26 ID:xtR38uQo
木村くんから飯の誘いなんて珍しいな。
「あぁ、いいよ」
しかし、何の話をするのだろうか? 仕事では特に問題無さそうだし、
人間関係の事だろうか?
いや、もう最近の彼は藤田さん以外は歯牙にもかけてない様子だが。
「お、おは、お、おおおお、は」
「あ、上原さん! おはようございます!」
木村くんが笑顔で挨拶する。上原さんはそれを見て、軽い足取りになった。
「おはよう」
同時にリーダーがやってきた。上原さんがビクリとなる。
「おい、上原ぁ!!」
また始まった。
「おまえ、挨拶ぐらいしろよ、なぁ? なめてんの?」
「リーダー、井出さんが呼んでますよ」
早速絡むリーダーに、木村くんが仕掛けた。
「あ? なんだ井出」
「なんだかんだと言われたら、答えてあげるが世の情け! 
呼んでないすよ、リーダー」
「なんだよ。あーあ、今日も仕事だよ、めんどくせー」

734: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/14(金) 22:49:24.48 ID:Zo67LuAo
なんか木村が中心になりつつあるなww


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738: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/14(金) 22:58:03.97 ID:xtR38uQo
リーダーのぼやきには目もくれず、俺は仕事モードに入っていた。
俺も3年目となり、中堅に差しかかろうとしているのだ。しかし、
すぐ後ろには木村くんがくっ付いている。
追い抜かれる、とは限らないが、やはり後輩に抜かれるというのは、
先輩からしてみればイヤなものだ。
その昔、俺が廃人となった時、藤田さんは俺を原石と言ってくれた。
今は少しでも光が出てきただろうか。
「マ男くん、ちょっと良いかな」
おっと、藤田さんだ。
「今日、お昼空いてる?」
う・・・実は木村くんと約束があるのですが・・・。
「ちょっとお昼は・・・」
「ん? そうか。じゃあ、また次の機会にしようか」
「はい、どうも申し訳ありません」
「気にしないで良いよ」
そして仕事再開。
「おい、マ男、藤田」
「はい」
同時にする返事をする俺と藤田さん。
「お前らにちょっと話がある。応接室に来い」
む・・・。何か今日は話が多いな。

740: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/14(金) 22:59:17.04 ID:Zo67LuAo
なんだなんだなんだなんだ気になるwwwwwwwwww

743: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/14(金) 23:09:37.43 ID:xtR38uQo
応接室に移動する俺と藤田さん。
「話というのはだな」
リーダーから個人的に話をするなんて何かの間違いじゃないのか?
何でもかんでも自分勝手に決めるのが当然という人なのに。
「木村居るだろ、木村」
「えぇ」
「あいつ、おまえらどう思ってんだ」
質問の意味がよく掴めない。人間的に、なのか、仕事、という意味なのか。
「勤務態度はともかく、成長速度は凄まじいとは感じますね。
事実、マ男くんよりも伸びる速度が上ですから」
や、やはりそうか。急に焦り出す俺。

「藤田、お前もそう思うか。実はな、俺もそう思ってんだよ」
「何かされるんです?」
「ちょっと、リーダーの仕事をやらせてみようと思ってんだ」
え? なに?
「それはまた大きく出ましたね」
「いやーあいつ、態度はともかく、素直に言うこと聞くからな。
反発する時はしてくるが。
 だから、ここで俺の負担を減らして、あいつに持たせようと思ってんだよ」
それは危険だぞ。リーダー、あんたは彼の野心を知らないのか。
「リーダー、木村くんにリーダーの座を奪われるかもって心配はしないんですか?」
一応、聞いておく。
「あぁ? お前バカか。俺があんな若造に遅れを取るわけないだろうが」
バカはあんたじゃないのか・・・。

745: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/14(金) 23:10:53.86 ID:BE5agQ.o
下克上きた?

746: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/14(金) 23:12:53.15 ID:AMo8Nv2o
木村「計画どおりっ」

751: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/14(金) 23:17:41.13 ID:xtR38uQo
「最近、特に仕事がキツくてな。俺一人じゃめんどくさくてかなわん。
木村にちと荷物を担がせようと思ってな」
ダメだこいつ・・・。目先のことしか頭に無いぞ・・・。
「それだったら、マ男くんに任せれば良いと思いますけどね。
すでに前任の経験がありますし」
リーダーが、はぁ? みたいな顔をしている。
「コイツはリーダー向いてねぇよ。人の上に立つような人間じゃねぇ」
中卒だから、という言葉が見え隠れしている。
「そうですかね。私は、今の開発室の中じゃ一番向いていると思いますが」
な、何を言ってるんですか。
俺なんかがリーダーに向いてるわけないでしょ・・・。
てか、一番向いてるのはあなたですよ、藤田さん!
「あぁ?」
「もちろん、リーダーを除いて、ですよ」
ナイス自己フォローだ。
「俺は当たり前だ」
「ですが、木村くんですか。私はあまり賛成はできませんが・・・」
む、そうなのか。それは少し意外だな。
「おい、マ男。おまえ、木村の教育係りしてただろ。お前はどうなんだ」
どうなんだって言っても・・・。
「私は藤田さんが一番向いてると思いますよ」
俺の中にはこれしか無いのだ。

754: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/14(金) 23:25:36.78 ID:Zo67LuAo
いよいよリーダーやらない理由明かしが迫ってきたな

756: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/14(金) 23:27:20.68 ID:xtR38uQo
「あぁ!?」
しまった。
「い、いえ、もちろんリーダーを除いての話ですよ」
「だろうが」
あ、危ない。藤田さんが先にこれを使っていなかったら、
絶対面倒なことになっていたぞ。
「うーん、私はリーダーには向いてないよ」
謙遜しているのか。
「私は、人に表立って指示するのは得意じゃないからね。
 まぁそれを抜きにしたとしても、私がリーダーになると
色々と弊害が出てくると思うよ」
「マ男、お前ちゃんと考えて物言ってんのか? 
藤田は一番仕事が出来るだろうが」
それはもちろん分かっているが。
「そんな奴が外に出たりなんやかんやしてみろ、
そのシワ寄せはどうすんだよ」
う、うーむ。なるほど、そういう考え方も出来るのか・・・。確かに・・・。
でも、それなら木村くんだって一緒じゃないのか?
「木村くんには主にどういった仕事をさせるつもりなんです?」
「外出るのは俺がやるから、基本的に管理だ。まぁ、
最初のうちは外にも連れて行くつもりだが」
管理だったら、藤田さんの方が良いんじゃないのか・・・。
「どうですかね・・・。私はまださせない方が良いかと思いますが」
「まぁ見とけよ。俺が手足のように使ってやるからww」
そして出て行くリーダー。結局、俺たちは何のために呼ばれたのだ。

758: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/14(金) 23:28:07.10 ID:7AxS81Io
リーダータヒ亡フラグたっとる

759: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/14(金) 23:29:08.70 ID:Zo67LuAo
流石リーダークオリティwwwwwwww

761: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/14(金) 23:30:05.24 ID:vCWbkuYo
木村独裁政権の幕開けかww

764: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/14(金) 23:30:49.02 ID:zxCrkmU0
>「まぁ見とけよ。俺が手足のように使ってやるからwwww」
今もそうだろがwwww

765: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/14(金) 23:32:36.00 ID:LZi4cio0
竹中空気wwwwww

772: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/14(金) 23:38:44.84 ID:xtR38uQo
「藤田さん、どうなんですかね・・・。木村くんにやらせると言うのは・・・」
「危ないだろうね。彼の上昇志向は凄いだろう」
知っていたのか。
「えぇ・・・。以前、二人で話をしましたけど、
リーダーになるのを目標としてるみたいです」
「取って代わられるかもしれないな」
その通りだ。そして、そうなると俺たちはそれに適応せざるを得ない。
リーダーと木村くんでは性格が違いすぎる。
彼がリーダーになったら、どうなるかは分からないが、
あまり良い結果になるとは思えない。
「木村くんの最近の調子はどうなの?」
「どうというか、不調を今まで見たことがありません。
精神的にも強いと思います」
「凄い子だな。普通、1年目か2年目で挫折の一つや二つは
経験するものなんだけど」
大器。それを思わせる。
「リーダー、木村くんを使うでしょうね」
「だろうね。まぁあの人は権力ごとに関しては敏感だから、
危ないと思ったらすぐに何らかの対策は取りそうだけど」
だけど、木村くんはそれを上回る潜在能力を秘めている。
「今日、実は昼に木村くんとご飯食べる約束なんですが」
「うん」
「この件について話をしてみた方が良いですかね」
「誘ったのはどっち?」
「木村くんです」
「なら、先に彼に喋らせてみると良い。彼から話があるってことは、
出世とかそこらへんの話だと私は思うから」
了解しました。
そして昼休み。

774: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/14(金) 23:40:02.84 ID:e7lMCrwo
>彼から話があるってことは、出世とかそこらへんの話だと私は思うから
藤田さん人物分析しすぎだろwwww

787: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/14(金) 23:49:44.98 ID:xtR38uQo
「木村くん、話って何?」
「あーそれなんですけど、僕ってもう2年目じゃないですか」
『もう』なのか。『まだ』が正しいのではないか。
「さすがにまだ一番下ってのが納得行かなくて。
入社の際、社長に面接で
 『うちには入社して二週間でリーダーになった人が居るよ』って聞いてたんですけど」
そ、それ俺だ・・・。何言ってんですか、社長・・・。
「僕より出来る人って、藤田さんじゃないですか。あとマ男さん。
 まぁリーダーになったのは藤田さんだと思うんですけど、
僕もそろそろなっても良いんじゃないかなって」
おいおいおいおい。
藤田さんの言う通り、木村くんから喋らせておいて良かった。
こんな事を考えていたのか。
リーダーの行動、木村くんの思考、時期、全てがマッチングしている。
これはマジでひょっとするかもしれんぞ。
「マ男さんはどう思います? てか後押ししてくれますよね」
う、うーむ。何とも言えん・・・。後押しっていうか、
もう何もしなくてもチャンスがめぐってくるよ・・・。
「木村くんは、リーダーという仕事にプレッシャーは無いの?」
「プレッシャー? そんなの無いですよww」
そんなのって。
「でも大変だと思うよ、ホントに。現リーダーだって、
毎日ひぃひぃ言ってるじゃない」
「あの人だからでしょ。僕は違いますよ」
耳が痛くなってきた。

794: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/14(金) 23:55:18.74 ID:7YJSK2Uo
ほんとに木村は世間知らずだなwwww

797: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/14(金) 23:57:40.18 ID:kTk62DAo
どんどんキツイ仕事任せて潰したいなww

804: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 00:00:51.64 ID:K32TwDYo
木村くんはやる気だ。そして、それしか見えていない。
今の立場で満足するなど、これっぽちも思っていないだろう。
確かに今の立場で収まる器ではないと思うが・・・。
しかし、素直に賛成が出来ない。木村くんは確かに仕事も出来るし、
今まで与えた課題は全てこなしてきた。
だが、まだ辛酸をなめていない。挫折を経験していない。
これが俺の中で引っかかる。
「それに、マ男さんも分かってるじゃないですか。
今まで僕は失敗してないし、これからもしませんよ」
凄い自信だ。しかし、その自信を裏付ける実力があるのも確かだ。
どうするべきか。リーダーの話をするべきか。
すれば、確実にここで一気に調子付くだろう。
仮にしなければどうなるか。
リーダーから直接、話を聞くことになる。そうなると、
俺はもう口を挟めない。
ここで話した所で、俺の忠告を聞くとはとても思えないが、
木村くんの行動は結果的には変わらないのだ。
よし、今言う。
「実はさっき応接室で、リーダーと話をしたんだけど」
「あぁ、藤田さんと三人でのやつです?」
「そう。で、その時にリーダーが木村くんを補佐にしたいって言い出して」
「・・・へぇ」
瞬間、彼は悪魔の笑みを浮かべていた。

805: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:01:59.25 ID:4.5A2Kwo
>「・・・へぇ」
逃げてー!?
リーダー逃げてーーーーーっ!!?

806: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:02:18.05 ID:yP8bZMQ0
木村「計画通り。」

809: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:03:21.74 ID:hp0lArMo
悪魔の笑みwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

820: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:07:49.33 ID:hwzbmJ6o
別に出世欲あるくらい、いいんじゃないか?ww
普通の大企業や官公庁だって出世レースな訳だし
こいつは少し生意気だがなwwww

822: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 00:10:41.71 ID:K32TwDYo
・・・まずったか?
「私と藤田さんは意見を求められたんだけど、
まぁどちらとも言えずって事に」
嘘をついてしまった。というか、つかざるを得なかった。
彼の気迫に圧されてしまったのだ。
「どちらとも言えずってことは、少なくとも賛成はしてないってことですよね」
というか、賛成していない。今の君では、まだまだ心配事が多い。
実力だけでは務まらないのだ。
「まぁ別に良いですけど。力があると妬まれるのは常ですから」
何を言ってるんだ・・・。
「そうですか、僕がリーダー補佐ですか。藤田さんは社員のままですよね」
肩書きで争っているわけじゃないんだよ、木村くん・・・。
早く抑えないと、マジに暴走して大変なことになってしまうぞ。
「でも木村くん、すぐにリーダーになろうって考えるより、
まずは経験を積んで」
「リーダー経験のないマ男さんから何を言われても、
僕は何も感じませんよ。
 僕は、僕の考えがありますから。それに、
経験ならリーダーから教われば良いじゃないですか」
コイツ、調子に乗りすぎだ。人から教わって経験になるなら、
今頃人類は大進化を遂げているだろう。
自らが経験しないと分からない部分だって多いんだ。
「そうか、やっとリーダーか」
リーダー補佐な。まだ気が早い。
「いつ話が来ますかね」
「分からないね。昼からじゃないかな」
「そうですか、楽しみだな」
口元を緩めながら、木村くんは呟いていた。

839: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:16:20.16 ID:v18sYdco
怖いもの知らずって一番たちわるいよねー

840: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:16:40.14 ID:c2bqdjYo
よく切れないな 凄いぞ1

851: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 00:20:34.25 ID:K32TwDYo
そして会社に戻る。
俺は落ち着かなかった。あの木村くんの表情はハッとさせるものがあった。
間違いなく大器だ。俺なんて足元にも及ばないだろう。
藤田さんとは違う何か・・・凄みとでも言うべきか。それを感じた。
藤田さんはどこか優しく、安らげる感じがするが、木村くんは違う。
何が違うかと言われれば答えられないが・・・。
何か猛烈にイヤな予感がする。それは恐怖に近い。
「ただいま戻りました」
木村くんの足取りは自信に満ち溢れていた。イケメンというのが、
さらにそれを引き立てている。
「マ男くん」
藤田さんだ。
「話したの?」
「えぇ・・・。正直、少し後悔してます・・・」
俺の力では何も出来ない。先輩なのに。なんて無力なんだ。
「彼の度が過ぎたら、私が抑えに回ろう」
お願いします・・・。
まだまだ藤田さんが俺には必要だ。木村くんという巨大な器では、
俺などチッポケな存在でしかない。
「おい、木村」
「はい」
「ちょっと来い」
「・・・はい」
悪魔の笑み再び・・・

869: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 00:28:03.01 ID:K32TwDYo
「お前、リーダーに興味あるか?」
この開発室から、誰かが消える。間違いない。
「あります」
目が笑っていない。そして、気力が顔から溢れ出ている。
なんという後輩だ。俺の手の中に居たのが信じられん。
「俺の仕事を手伝って欲しいんだがな」
「ホントですか。ぜひやらせてください、僕で良ければ、
好きなように使ってください」
普通なら、謙虚で好感の持てるであろうこのセリフも、
彼の口から発せられた瞬間に、悪魔の囁きとなってしまう。
リーダーは気付いていないのか。この異様な空気に。あの異様な笑顔に。
お前は自分の立場が非常に危うい所まで来ているんだぞ、気付け。
「おぉ、そうかそうかww よし、次のプロジェクトでお前は俺の補佐しろww」
「はい!」
終了、詰み。おつかれです。
この開発室から、一人の人物が消えようとしていた。

870: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:28:51.70 ID:ihXhy2.0
大波乱の予感だな

872: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:29:00.35 ID:jLxnq3so
えっ、だ…………誰…!?

873: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:29:01.08 ID:4.5A2Kwo
さようなら井出さん・・・・・あれ?違う?

880: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:30:25.80 ID:rJCpjrQo
グッバイ藤田・・・

881: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:30:38.47 ID:yP8bZMQ0
リーダー・・・無茶しやがって・・・

883: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:31:01.88 ID:HSUmDDo0
>>1が消えるか藤田さんが消えるか

891: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:32:54.30 ID:DuKb3E.o
取引先で生意気言って木村が消えるに100ペソ

893: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:33:30.15 ID:LIMs/is0
木村が挫折して上原さんみたいになるんじゃ・・・

896: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:34:10.13 ID:VU5/fMg0
誰が消えてもおかしくない状況だな。

901: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 00:36:03.48 ID:K32TwDYo
こうして、木村くんはリーダー補佐となった。
それが決まってからというもの、木村くんはさらに力を発揮し
スケジュールを1日進みで仕事をこなすようになってしまった。
一体、どこまで伸びるのか。限界は無いのか。
恐ろしい後輩を持ってしまった俺だが、
それ以上に次のプロジェクトが心配だ・・・。

そしてついにやってきた。次のプロジェクト・・・という触れ込みだったが、
2つか3つこなした後だ。
夏真っ盛りも過ぎ去り、残暑が厳しいそんなある日の出来事だ。
「以上が今回のプロジェクトの説明だ」
今回のプロジェクトは、今までの中でもかなりの規模を誇る内容だった。
いや、正確には規模ではなく、納期の方だ。
説明だけしか聞いてないため、よくは知らないが
製造が平均で2日に一つというペースだ・・・。
しかもランクA〜Sと来てる。
この時点ですでにデスマフラグが立ってるぞ・・・。

916: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 00:48:16.41 ID:K32TwDYo
「まぁ見りゃ分かると思うが、はっきり言って今回は厳しい。史上初かもな」
おいおい・・・。
スケジュールを見てみる。とりあえず自分のだ。
うんたら作成画面(1〜4)、こうたら自動変更(OL/バッチ)・・・
これキツくないか? いや、元々キツいけど、
どう見たって泊り込みしないとこなせる内容じゃないぞ。
「今回、上原さんのスケジュールあめぇwwwwwwwwww」
井出が吹き出した。他人の心配じゃなくて、自分の心配をした方が良い。
お前はマジにタヒ亡フラグが立ってる。
「あ、あ、あああ」
「俺はもっと引けって言ったんだがな。木村に何か考えがあるそーだ」
不満そうなリーダーだが、逆に木村くんはそれを押し通したのか。
「ちなみに、製造は二日単位がほとんどだが、
修正や見直しで1週間ぐらい空きを取ってる。
 それも一応考慮に入れておけよ」
後々に修正が入る可能性が高いということだ。
デスマになる要因を全て含んでいるぞ・・・。なんということだ。
「何か質問ある奴」
「良いですかね」
藤田さんだ。

917: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:49:21.72 ID:yP8bZMQ0
藤田さんキター

930: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:54:11.94 ID:h2gPmjoo
藤田さんは何を言う気だ…

934: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 00:56:35.52 ID:K32TwDYo
「このスケジュール、無理がありすぎて成功の見込みが
感じられないのですが、その辺についてはどうなんですか?
 何も考えなしでこの仕事を請けるというのは、少し理解できないんですが」
「出来ると思ったから、仕事を請けたんですよ」
木村くんが言い返す。藤田さんがキッと見返した。
「根拠は?」
「僕の判断です」
「答えになっていない。このスケジュールでは無理がありすぎる」
「おい、藤田。請けたもんはしょうがねーだろうが。文句抜かすな」
そういう意味で言ってるのではない。木村くんは、
今後間違いなくリーダーとなり、立場を確立するはずだ。
そうなった場合、今のようなスケジュールを許してしまうと、
みんなが潰れてしまう。
先を見越しての藤田さんの発言なのだ。
目先のことだけで判断をしていない。
「今回はしょうがないでしょう。ですが、今後もこれが続くようなら、
辞める人も出てきますよ」
井出や竹中のことだ。
「だったら、その人はそれまでだったって事ですよ」
なんだコイツは。まるで話にならないぞ。

935: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:57:44.16 ID:gDwnOKQo
藤田神きたwwwwwwwwいったれいったれwwwwwwwwww

936: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:57:45.16 ID:oIT71Vo0
話にならないな。
ただの自己中じゃないか、木村は

937: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:58:10.65 ID:KSqzUvE0
………最悪だ

938: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:58:24.90 ID:wv9rjXIo
めちゃくちゃだなwwwwwwwwww

939: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:58:26.46 ID:P2HWijU0
そういって木村はこの会社を潰す気か

943: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 00:59:00.57 ID:h2gPmjoo
木村…能力あるんだが、能力の劣る人間を使うって事ができないな
こいつリーダー無理だろう…

962: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:03:38.33 ID:P0iFgmAo
ああ、ここまで勇が前振りを置いてきた理由がよくわかる
これは確かに限界かもしれんね

19: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 01:11:19.92 ID:K32TwDYo
新スレありがとう。前スレはもう埋まったかな。

藤田さんが小さくため息をついた。
話にならない。自分が絶対。それ以外は眼中に無い。
木村くんは完全独裁者タイプだ。
「木村くん、君がこの開発室の戦力をどう分析しているのかは知らないが
 みんながみんな、君と同じように出来ると思ったら大間違いだ。
人には人それぞれの適正、ペースがある。
 それに沿って物事を考えないとダメだろう」
「僕だけが契約の話を進めたのではありません、リーダーも一緒です」
ここで責任転嫁か。さすがに俺もイライラしてきた。
リーダーは沈黙している。気圧されているのか、あのリーダーが。
「今、私が話してるのは君だ。リーダーじゃない。君が答えなさい。
 このスケジュール、私は無理ではない。だが、それでも厳しいよ。
 それなのに、私の後輩であるマ男くんにも同じように引いてるだろう。
ちゃんとリーダーから戦力分析を聞いたのか?」
藤田さんが語気を荒げた。場の空気が一瞬にして凍りつく。
「だったら、今すぐこの契約を捨てろと?」
「そういう意味ではない。この仕事はもうこなすしかないだろう。
契約を結んでしまった以上、裏切ることは許されない。
 私が言ってるのは今後だ。君の事だ、この先も補佐に回るつもりなんだろう」
そしてリーダーになる。藤田さんはこの部分を飲み込んだようだ。
現リーダーが居るのだ。面倒な事になると踏んだのだろう。
「今のスケジュールを許してしまえば、今後もそれを許すことになる。
だからこうやって忠告している」
「このスケジュールをこなせないなら、その人は必要無いですよ。
 出来る人だけを残す。無駄を省く。そうすれば、
より良い態勢が作れるじゃないですか」
何を言っているんだ・・・。こいつはやばい。やば過ぎる。
藤田さん、頼む・・・! もうあなたしか居ない!

21: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:13:18.92 ID:9tRGgMIo
もうだめだ・・・

28: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:14:30.06 ID:oIT71Vo0
ここらでもう一度マ男にキレてほしい。

29: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:14:44.53 ID:6soyHWko
おいついた

これはひどい

33: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:15:37.99 ID:rJCpjrQo
ここで上原がキレるんだな

42: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:17:34.87 ID:yP8bZMQ0
>>33
「い・・・いいいいいいか・・かか・・い・・・か・・・げ・・いか・・」

58: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 01:21:39.39 ID:K32TwDYo
藤田さんが目を見開いた。怒っている。
だが、感情だけで攻めようとはしていない。
理性を保っているようだ。
一方の俺は、正直言ってキレる寸前だ。
「君は勘違いしている。人は物じゃないんだぞ。
君は何様のつもりかは知らないが、君は一人の社員だ。
 経験年数も2年と、まだ一番浅い。確かに君は実力もあるし、
課題は全てこなす所か、早く終わらせている。
 だが、今この場に居る人間は全員、私たちの仲間なんだぞ。
それを必要無いなどと切り捨てるのが許されると思ってるのか」
「藤田さんの言いたいことが分からないんですが。
僕は無駄を省くと言ったんですよ。出来ない人が必要なんですか?」
ふざけるのも大概にしろよ、木村。
「君の中での認識は、出来る・出来ないの二通りしかないのか?
 人には適正がある。
 一人でやる仕事、外に出向く仕事、物を教える仕事、
それぞれを見極めて、使いこなすのが上の人間の役目だろう」
「その前に、不必要なものを取り除く必要があると僕は言ってるんですよ」

「木村、いい加減にしろよ!」

俺は叫んでいた。

63: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:22:58.32 ID:gDwnOKQo
マ男のターン!
いけえええええええええ

64: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:23:04.29 ID:jMjJiL2o
勇とうとうきれたな

66: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:23:52.03 ID:OFvfuuU0
マ男かっけぇwwwwww

101: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 01:29:33.97 ID:K32TwDYo
「マ男くんがキレたぞー! 社長だー! 逃げろー!」
井出がわめく。俺はオールスルーで木村の顔を睨みつけた。
「なんですか、マ男さん」
「なんですかじゃないだろう。今のお前がリーダーなんて出来るわけがない」
「あなたに言われたくないですね。三年も勤めてずっと下っ端なんでしょ」
歯を食いしばる。今までの人生で、ここまで頭に来たことがあるか。
いや、ない。
「下っ端だから、意見しちゃいけないのか」
思うように考えていることが言葉に出ない。木村のあの冷静な顔を見ろ。
何こいつキレてんの? バカじゃねww というのが読み取れる。落ち着け、俺。
「木村くん、マ男くんはリーダーの経験があるよ」
藤田さんだ。
「しかも補佐じゃない。リーダーという肩書きを持ったことがある」
木村の顔が、歪んでいく。

114: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:30:59.36 ID:ppncSOw0
藤田さんナイスフォローwwwwww

117: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:31:10.24 ID:RcDkhRco
ここでキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

161: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 01:39:32.15 ID:K32TwDYo
「藤田さんじゃなかったんですか」
「私はリーダーの経験などない。これからもするつもりはない」
「マ男さんがリーダー経験者だったんですか」
「はっきり言う。『君なんかより』マ男くんの方がずっとリーダーに向いている」
俺は興奮しすぎて、何か泣きそうになっていた。なんでだろうね。
「君は自分の視点でしか物事を考えられないだろう。
マ男くんはそうじゃない。きっと過去に辛い経験をしたのだろう。
 挫折も味わってきたに違いない。それらが糧となって、
人を思いやって、穏便に物事を進ませていく力を持ってる。
 所が君はどうだ? こんな無茶なスケジュールを引いて、
くだらない自論を展開して。物事を広く見た方が良い」
俺は唇を震わせて、二人のやり取りを聞いていることしか出来なかった。
木村くんがチラチラと俺を見てくる。
「でも、僕の方が」
「君の方が確かに持ってる力は上だろう。だが、それだけだ。
それだけしかない。
 君はまだ学んでないことが多すぎる。このリーダー補佐の立場で、
色んなことを学ばないと、まだまだ上には立てないよ」
木村くんが黙り込んだ。

藤田さん、あなたは本当に・・・本当に凄い人だ・・・。

164: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:40:14.58 ID:qyymAiso
すげえええええ
かけえええええええwwwwww

165: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:40:18.30 ID:yP8bZMQ0
藤田さんSUGEEEEEEEEE

228: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:48:31.01 ID:jelDwUQ0
木村ざまぁwwwwwwwwwwwwww

233: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:49:12.16 ID:gDwnOKQo
これだけ見ると木村退職フラグなんだけどなあ

241: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 01:50:59.10 ID:K32TwDYo
「国会のようだ」
井出が呟いた。しかし空気は変わらない。
「悲しいけどこれ・・・」
竹中が呟くが、最後まで言えなかったようだ。
まだまだ修行が足りていない。
「そうですか、マ男さんがリーダー経験者でしたか」
・・・。
「二週間で、リーダーでしたか」
木村くんは、呪文のように繰り返していた。
よほどショックだったのか。やはり、俺は相当見下されていたらしい。
「語気を荒げてしまってすまないね。今の君には、
これぐらい言わないと聞き入れないだろうから」
「・・・」
木村くんが不快そうな表情を浮かべる。
「私もまだまだ子供のようだ。感情を抑える事ができなかったよ。
 まぁ、もう今回のスケジュールは仕方がない。
みんなで力を合わせてやり遂げようか」
「お、おう。そうだぞ、おまえら。思いやりと穏便さでやってくんだぞ!」
「リーダーが言うと説得力ねぇwwwwww」
「おい井出」
「あ、はい」
「お前ちょっと残れ」
「そんなぁ」
笑いに包まれる室内。
だが、木村くんだけは笑っていなかった。

249: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:52:02.59 ID:.LcO8io0
リーダーが…どもっている…だと…?

250: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:52:06.45 ID:3D1yYaMo
井出とリーダーGJ!!

251: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:52:09.67 ID:UuicapE0
だんだんリーダーがいい人になってきてる

255: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:52:39.15 ID:ppncSOw0
井出wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

264: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 01:53:37.89 ID:gDwnOKQo
リーダーが場を取り繕うとか以前では信じられんなwwwwww

303: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 02:00:20.61 ID:K32TwDYo
そしてプロジェクトが始まった。
俺と木村くんの仲はすっかり冷え込んでしまい、
あれからは一言も喋っていなかった。
しかし、今はそんな事はどうでもいいのだ(よくないが
とにかく今回はスケジュールが厳しい。はっきり言って、
休憩時間など使っていると即響くというような状況なのだ。
「僕の方ができるんだ」
時折、木村くんの独り言が聞こえてくる。
ちなみに、スケジュールは木村くんが一番厳しい。
実力面での話だが。
しかしそれでも、彼はオンスケだった。
やはり言うだけの実力は備えているのだ。だが、足りないものが多い。
プロジェクトに入る前、俺が危惧していたことが今回、見事に的中した。
早めにでもいいから、藤田さんに相談しておくべきだったか・・・。
そんなこんなで、俺は必タヒに仕事をこなしていた。
このプロジェクトはホントにキツくて、人間関係の軋轢に加え、
肉体疲労が重なり、結構マジでやばいことになっていた。
週2〜3は会社に泊まり込みだ。上原さんに至っては
「・・・・すぴー」
寝ていた。

305: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:00:45.49 ID:jMjJiL2o
木村壊れたな

308: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:01:03.19 ID:RSH0OVwo
竹村は完全に第2の井出になりつつあるな

309: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:01:10.12 ID:oIT71Vo0
すぴーwwwwwwwwwww

310: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:01:23.06 ID:IkjwJHE0
おい上原ぁっ!

311: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:01:28.33 ID:gDwnOKQo
上原さんかわいいwwwwwwwwww

319: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:02:27.67 ID:h5YVCQE0
上原かっこよすぎwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

326: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:03:26.04 ID:p2CQeyUo
木村にとっては良い経験だったな
初めての挫折となると立ち直りに時間がかかりそうだなぁ

346: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 02:07:35.62 ID:K32TwDYo
「おい、上原」
リーダーも疲労の極みなのか、言葉に力が無い。
「すぅー・・・・すぅー・・・」
「おい」
リーダーの顔が歪んでいく。
「上原さん、起きてください」
木村くんだ。
その瞬間、ハッとしてマウスをカチカチとクリックしまくる。
キーボードも打ちまくる。

遅いですから、上原さん。

「寝んじゃねーよ、ボケが」
リーダーはもう相手にもしたくないのだろう。
その気持ちはよくわかる。
はっきり言って、他人に関与したくない。
極限状態に達しようとしていた。
俺は俺で、連日寝てないせいで、
ブラインドタッチが全く出来なくなったり、
動悸が起きたりと
身体的な障害も現れ始めていた。そして木村くんとの軋轢。
そろそろ限界だぞ・・・。

そんな時、事件は起きた。

351: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:08:40.61 ID:gDwnOKQo
上原さんwwwwwwww中学生じゃないんだからwwwwwwwwカワユスwwwwwwww
そして事件wwktk

379: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 02:12:38.38 ID:K32TwDYo
俺はもうとにかく睡眠を貪りたかった。
3時間で良い。睡眠を取りたい。
この時、俺は飯も食わず、仕事に没頭していた。
本当に限界だった。
過労タヒを頭に思い浮かべたものだ。
そんな時だ。
携帯が鳴っている。
なんだ・・・このクソ忙しい時に・・・。
外に出て、電話に出てみた。なんだこの番号は。
登録されてないじゃないか。
「マ男さんですか?」
聞き覚えのない声だ。
「お父様のお名前は、〇〇でよろしいですか?」
「えぇ・・・」
なんだよ・・・。
「今、〇〇病院におりますので、至急来てもらえますか」
え?

385: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:13:07.54 ID:RSH0OVwo
そうきたか・・・

386: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:13:12.16 ID:QXT555.o
ウアアアアアアアアアアアア

388: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:13:14.05 ID:gDwnOKQo
ええええええええええええええええええ

391: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:13:20.53 ID:p2CQeyUo
なんという鬱展開

397: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:13:43.67 ID:PdshOXso
>>379
まさにタヒ角からの一報だな…
こんなの自分だったら目の前真っ暗になる

402: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:14:04.37 ID:ihXhy2.0
ちょっとまて・・・
その流れの心の準備が・・・・

406: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:14:23.94 ID:wjJhQXM0
これが現実というものか…

428: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 02:19:04.78 ID:K32TwDYo
「はぁ?」
何言ってんのこの人・・・。俺は頭がぼーっとしていたので、幻聴かと思った。
「今日、救急車で搬送されました。お話すべきことがあるので、来て頂きたいのですが」
「何をおっしゃっているのかわかりません」
本当にコイツ何言ってんだ。父ちゃんは1週間前、
元気だったぞ。最近、食欲がないせいか、痩せてたけど。
「ですから、救急車で搬送され」
説明を聞く俺。だが、全く理解できてない。しかし、
大変だということは分かる。
記憶が前後する。父ちゃんに何かあったのか・・・。救急車・・・。
このキーワードだけは理解できていた。その時、
眠気が吹き飛んでいた。
「〇〇病院ですか」
「そうです、至急来てください」
仕事がある。
いや、そんなことどうでもいい。俺にはもう父ちゃんしか居ないんだ。
肉親は父ちゃんだけなんだ。
俺は貧乏だったが、タクシーを拾い、病院へと向かった。

435: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:20:46.38 ID:586z1EEo
とーちゃん・・・・・

436: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:20:49.98 ID:jLxnq3so
うおおおおおおおおおおおおお
父ちゃん生きててくれ!!!

447: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:22:17.69 ID:QkNOtVc0
どうしよ、もうすでに涙出てきたんだけど!
どうしてくれるんだ勇!。・゚・(ノД`)・゚・。

458: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/15(土) 02:24:08.44 ID:K32TwDYo
病室に早足で駆け込む。
父ちゃんが、力無い姿で横たわっていた。
そんなバカな。なんで。
「マ男さんですか」
担当医らしき人が話しかけてきた。俺はネクタイもずれ、
髪の毛もボサボサで情けない格好だった。
「重大な話があります。こちらへ」
訳がわからん。なんだよ、重大な話って。コイツバカじゃないのか。
「単刀直入に申し上げます。お父様は胃がんです」

終わった。

全てが終わった。

なんだよ、何が起きたんだよ。
俺が何をした? 俺そんな悪いことしたか?

本当に、本当に全てが終わった。

464: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:25:40.31 ID:dTUW2e60
・・・・orz

469: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:25:54.17 ID:.7SIfIAO
親父さん黙ってたのか…

471: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/15(土) 02:25:58.49 ID:WkAaMQAO
胃ガンか…
きついなぁ…

引用元: 【そして】ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない【限界へ】



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