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221: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 15:20:58.94 ID:HD2QBAQo
ドラクエやってて覗きに来てみたら偉いことなってるな。
別に議論は良いんだけど、あくまで穏便にして欲しいんだぜ。

このネタ、ホントは書く予定が無かったんだ。
飛ばすつもりだったんだよな。だから元は3部構成だった。
まぁ、もう書いてしまったもんはしょうがないから、
あーだこーだ言っても始まらんのだが。

人の数だけ意見があるし、俺は自分の都合のいい
意見だけ取ってくつもりは無いよ。
だから、みんなもお前の考えは間違ってる、
みたいに頭ごなしに否定するのはやめようぜ。

248: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 15:49:44.68 ID:HD2QBAQo
くっそー。思い出したせいで、未だに気分が晴れんぜ。
ちと回復するまで待ってください。

ドラクエはキングレオぶちのめしてセーブした。

その間、暇だから、登場人物がどう思われてるか知りたい所だな。
1番最初のスレでは、井出、藤田さんが人気だったから、
彼らのエピソードを中心に掘り起こしてたんだが
今は誰がどうなってるか分からんな。

というわけで、暇な人だけで良いんで、今現在の登場人物でコイツは良い。
という人物を二人あげてくれないか?
理由は有り無し問わない。

でも、これ聞いたからって今後の展開はたぶん変わらねぇww







254: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 15:51:48.15 ID:CfuEDGs0
>>248
マ男(主人公だし)と藤田さん

255: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 15:52:27.40 ID:tvG7CEoo
>>248
お前だけしか見えない。

257: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 15:53:08.97 ID:8BgcoIIo
上原、リーダーが気になる

上原は入社前は正常だったのかどうか
リーダーは社長との関係

261: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 15:55:18.98 ID:9Zi9qqUo
藤田さんとリーダー

262: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 15:55:31.60 ID:0riLfyQo
よい意味でマと藤田さん
悪い意味で井出とリーダー

275: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 15:58:34.31 ID:HKuDnSUo
すげー本筋と関係ないが、>>1はこの頃昼飯はどうしてたんだ?
やはり自分の席でモニタと向き合って黙々とコンビニ弁当か?

286: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 16:00:59.61 ID:8BgcoIIo
マ男 × 藤田さん

287: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 16:01:14.32 ID:tiAn3Iwo
>>248
マ男 × 藤田さん

288: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 16:01:44.39 ID:ckcYShUo
>>286
バカだなお前・・・藤田さん× マ男 ←こっちだろ!!!!11

290: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 16:02:20.30 ID:bQmkNDgo
>>288
>>1は新人だしその方がしっくりくる!!興奮すてきた!!

296: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 16:03:26.43 ID:mn8RkSk0
>>288
カップリング論争すんな。wwwwww

330: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 16:18:23.79 ID:HD2QBAQo
>>275
それしか方法が無いと思うんだが、他に何かあるっけ・・・?


大手だと食堂とかあんのかな?でも時間勿体無いよなぁ。

レスありがとう。
藤田さんが多くて安心したわ。でないと、予定変更した意味がないからな。
とりあえず、5時から再開予定にしておこうかな。

ねぇ、このスレってなんで腐女子がこんな多いの?

332: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 16:19:30.61 ID:OB1nBaEo
>>330
男色が嫌いな女子なんかいません!

333: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 16:19:39.82 ID:ENuLimw0
>>330
黙認しないと怖い腐女子に勝手に妄想されちゃうらしいよ

451: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 17:00:43.57 ID:HD2QBAQo
さて、第4部『平成の孔明、マ男に過去を語る』に入るということで
登場人物、あらすじを更新したいと思う。

第一部『デスマ』編

10年前後NEETで最終学歴が中卒の俺が、
母ちゃんタヒ亡で働く決心がつく。
職業はプログラマ。世にも恐ろしい残業地獄職だ。
一応言っておくと、上流SEや、会社によって違うらしい。
前スレの意見を統合すると、俺の会社が異常すぎるとの事。
プログラマを目指そうと思う人は、こいつの会社やばいって
程度で見てくれるとありがたい
俺の入った会社は超絶ブラック。主に人間関係がヤバイ。
そして入社日の時点でデスマが始動。
そんな中、俺はここで諦めたら母ちゃんに
申し訳が立たんと必タヒに頑張る。
それが報われたのか、入社して2週間でプロジェクトリーダーに
ならないかと持ちかけられた俺。
どーする俺!?どーなる俺!?


第二部『プロジェクトリーダー』編
悩んだ末、俺はプロジェクトリーダーになり、
多忙の日々を過ごしていく。
プロジェクト前半は人間関係からのトラブルもあったが、
スケジュールは順調であった。
しかしそんな矢先、いきなり客先から電話が。
大幅な修正が入るという話だ。
戦慄する俺をよそに、リーダーは何か考えがあるのか
(何もない)簡単に引き受けてしまった。
修正分の担当者は上原さん・・・彼は二日遅れのスケジュールとなっていた。
数々のタヒ亡フラグ、前半以上の人間関係からのトラブル、
そして平成の孔明、藤田さん・・・
様々な出来事が交錯しながらも、俺は何とかプロジェクトを完遂させた。
そして次なる舞台は、プロジェクト完遂祝いの打ち上げだ。
しかし、これがとんでもない事態を引き起こすことになるとは、
誰が予想できたであろうか。
どーする俺!?どーなる俺!?

第三部『そして廃人へ・・・』編
人生初の飲み会となる俺だったが、
それは混沌という名の戦場だった。
もっと楽しくて、笑えて、素晴らしい場だと思っていた俺だったが、
そのあまりの落差に消沈してしまう。
酒の強い藤田さん、酔うとウザいリーダー、
さらに壊れる井出・・・俺は、ここで様々な人間達の裏の面を垣間見る。
さらに、ここで藤田さんに次ぐ実力者、上原さんが
タヒ亡フラグを全て消化してしまった。
忙しくなる仕事、プロジェクトリーダーを降り、
横暴リーダーのもとで働く日々が続く。
しかし、そんな日々もついに打ち砕かれる。
なんと大コンプレックスである学歴が露呈されたのだ。
精神的に追い詰められた俺は、社長に退職を申し出た。
だが、そんな俺を待っていたのは、藤田さんの過去の話だった・・・。
どーする俺!?どーなる俺!?

458: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 17:02:15.08 ID:Q4UOqTA0
キタ――(゚∀゚)――!!

460: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 17:02:23.88 ID:laK2UC6o
待ってたぜ! 第四部楽しみすぐる

461: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 17:02:29.56 ID:HD2QBAQo
マ男(俺)
年齢:27+α(勤務年数)←これは秘密
体型:痩身
性格:みんなが想像しておk

リーダー
プロジェクトリーダー。
年齢:30半ばぐらい
髪型:角刈り・眉毛が濃い
体型:ちょいピザ
性格:体育会系。自己中心的で、救いようがない。
俺視点では最悪な人間

井出さん
先輩社員。リーダーと仲がいい
年齢:30前後
髪型:坊主・顔が濃い
体型:普通。少し痩せ気味かも
性格:おちゃらけている。仕事を仕事と思ってない。
やはり最悪な人間。
スレでは人気があるように思える。現在下降気味か

藤田さん
先輩社員。この人のおかげで会社は回っている
年齢:29
髪型:パーマ。福山雅治みたいな感じ。フツメンではない
(ブサメンかイケメンかは想像に任せる)
体型:痩せ型。
性格:真面目・人間関係の築き方が秀逸。
憧れの人と言っても過言ではない。
何故この人がこんな会社に居るのだろうか。

上原さん
先輩社員。廃人候補。
年齢:30前後
髪型:ワケわからん。ミディアムで寝癖が凄い
体型:痩せ型
性格:色々とやばい。吃音がひどいのが特徴。
リーダーと井出さんにいじめられている。主にリーダー。
ついに精神病を患った。

463: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 17:02:38.19 ID:HD2QBAQo
中西さん
年齢:20前半?
体型:スリム。身長は165ぐらい
乳:小さい
おしり:パツンパツン
脚:たまらん
性格:極めて常識人だが、現在では
非常識人になってしまった感がある。藤田さんにベタ惚れ

現在の関係
井出→中西
中西→藤田


顔は川村ゆきえに似てる。人を選ぶかもな。


470: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 17:04:33.73 ID:HD2QBAQo
よし、続きを書くぞ。
見る準備OKな人は

ハダカ待機してんだから早くしろ!と書き込んでください。

でも書くの遅い。そこは許してくれ・・・。

474: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 17:04:58.86 ID:M9I/qaso
ハダカ待機してんだから早くしろ!

475: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 17:04:59.77 ID:NIIoIG6o
ハダカ待機してんだから早くしろ!

476: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 17:05:06.97 ID:9Zi9qqUo
ハダカ待機してんだから早くしろ!

477: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 17:05:17.11 ID:RvlVLDQo
ハダカ待機してんだから早くしろ!

478: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 17:05:24.13 ID:t8aAEZo0
ハダカ待機してんだから早くしろ!

496: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 17:07:21.84 ID:kKvGX8s0
もちつけwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

532: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 17:13:55.35 ID:HD2QBAQo
第四部『平成の孔明、マ男に過去を語る』

「マ男くん、私の過去の話だ」
・・・なんだって?
俺は今まで、藤田さんの過去に多くの謎を感じていた。
仕事ができる。性格だって良い。何より、
どれだけ追い詰められても、それを切り開いていく力がある。
そんな人が、こんなデタラメな所で働く意味があるのか?
俺はいつもそう感じていたが、聞けずに居た。
それ所ではないというのもあったが、
俺は自分の過去を聞かれるのはイヤだ。
自分がされてイヤな事はしない。これが俺の哲学。
「藤田さんの過去ですか・・・」
「興味ないかな?」
興味がないわけじゃない。むしろ、興味があると言っていい。
だけど・・・だけどな
今はそんなことはどうでもいいんだ・・・。俺は早く、
この会社をやめて・・・

「そのままで良いから、私の話を聞いてくれ」

藤田さんが、ゆっくりと口を開いた。

592: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 17:23:18.80 ID:HD2QBAQo
「どこから話そうか・・・。私も色々と波乱万丈の人生を歩んでいてね」
・・・。俺よりもなのか?
「そうだな・・・。学生時代から、話そうか。
私が大学生の頃の話だよ。7年か8年前ぐらいかな」
藤田さんは大卒だった。俺は中卒だ。
大卒が説教を垂れるのか。もうやめてくれ。
俺はもう疲れたんだ。
俺は必タヒに自分を抑えていた。利己的な考えしか出来ない事に気付いてはいたが
俺の中では、もうとにかく「逃げたい」「逃げたい」だったのだ。
「当時、私は夢があってね。法学部に在籍してたんだが、
そっち関係の仕事につきたかったんだ」
「・・・」
「だから、私は一生懸命だったよ。ただひたすら、勉強して、バイトして・・・」
この話に一体、何の意味があるというんだ・・・

650: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 17:35:55.82 ID:HD2QBAQo
「だけど、人生は上手く行かないんだよ。努力・チャンス・
そしてそれを見逃さない判断力。
 これらが無いと、中々成功は出来ないんだ」
良く分からないが、真剣に耳を傾けている俺が居た。
激しく同意できた。
これは今の俺を説教してるんじゃない、
何か重要な意味を持っている。俺はそう感じた。
「当時、私には付き合ってた彼女が居てね。
私はその彼女の事が本当に好きで、
 その人を幸せにするためだけに勉強してたようなもんだった」
大切な人。俺の印象では、そう聞こえた。
「彼女は年上で、3つか4つ上だったのかな。
すでに社会人だったんだ。私は学生で、お金も無くてね。
 そんな彼女に、私は甘えていたのかもしれない。
金銭的な面で、私はかなり援助してもらってたんだよ。
 法学部で、しかもそっち系の仕事に進むとなると、
膨大な額のお金が掛かる。当然、バイトだけじゃ回りきらないんだ。
 私は家族と、そこまで仲良くなかったから、正直な話、
かなり彼女に期待していたんだよ」
藤田さんは独力で何でもこなす人だ。この話を聞く限り、
まだ学生時代ではそういうわけではなかったと伺える。
いや、むしろ、独力だけではどうしようもできない状況だったのか?
「まぁ、そんなこんなで、私は学年を重ねていったんだ。
当時の私は、本当に充実していてね。
 毎日が楽しかったなぁ。本当に、真っ直ぐしか見えてなかった。
何もかもが、自分のために動いていると思っていた」

藤田さん、あなたの言いたい事が、俺はだんだんと見えてきました。
あなたは・・・

659: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 17:38:06.22 ID:9Zi9qqUo
藤田さんにも人生の転機が回ってきたんだな。マに似ている気がする。

688: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 17:45:55.92 ID:HD2QBAQo
「大学3年生の冬の話だ。周りは就職活動で慌しくてね。
当然、それは私もだった。
 だけど、それでも勉強し続けたよ。夢を掴むためにね。
私はひたすらがむしゃらだった。
 そしてその先に、彼女と結婚し、
幸せを築いている自分を描いていたんだ」

少しの沈黙。

「だけどね、私は結果を追い求める余りに、
彼女に・・・彼女の異変かな・・・。
 気付いてあげれなかった。私は今でも後悔しているよ。
なんで、気付かなかったのかと。
 いや、気付いていたんだ。だけど、私は自分の事で精一杯だった」

藤田さんの沈黙が多くなってきた。

「彼女の職業は・・・」

沈黙。俺は藤田さんの話に引き込まれていた。似ている。
いや・・・何か俺と、同じ道を歩んでいる気がする・・・。

「・・・プログラマーでね。それはもう忙しそうだった。
私が勉強に熱中しているせいで、会えないだけかと思ってた。
 けど、そうじゃなかったんだ。彼女自身も忙しくて、
会えなかったんだ。
 そして、私の夢をかなえるために、彼女は凄く頑張った。
自分の事じゃないんだよ?
 まだ未来も確定してない、ただの若造のために、
彼女は頑張ったんだ。・・・けど」

言うな、言うな。言うな、藤田さん。

「頑張りすぎたのかな・・・。自サツして・・・しまってね」

俺は緊張の糸が切れたかの如く、泣いていた。

693: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 17:46:55.15 ID:N00ioOMo
>>688
。・゚・(ノД`)・゚・。

694: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 17:47:04.04 ID:z.5fYeU0
辛い・・・

711: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 17:48:24.71 ID:sMS9UHIo
藤田さんがプログラマをしているのは、ある意味で贖罪のつもりなのか。・・・・

713: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 17:48:32.77 ID:uflN5YAO
飲みの時の藤田さんの話思いだしてまた泣いた…
彼女つくるきないってそういうことか…

753: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 17:57:00.10 ID:HD2QBAQo
「私は驚いたというより、呆れたよ。本当に急な話だったんだよ?
 笑ってしまうよね。
 呆れながら泣いたよ。全てが終わったと思った。
そりゃそうだろう。私は彼女のためだけに頑張っていたんだ。
 それが急に居なくなった。一緒に買った指輪や、
彼女から貰った物・・・それらが全て憎たらしかった」

もう・・・やめてくれ・・・。母ちゃんのことを思い出す・・・。

「私に残ったものは、計り知れない後悔と、積もりに積もった
勉強道具・・・。そして、タヒの決意だった。
 もう生きていても何の意味もないと思ったよ。私の大学生活は、
彼女のために存在していた。
 それが無くなったんだ。この先の人生なんて、
何の意味も持たない。そう思っていたんだ」

部屋に、俺の嗚咽だけが響き渡る。こらえろ、こらえろ、
と念じるも、感情は高ぶっていく。

「彼女の葬式に出た時、私もすぐそっちに行くよ。
という意味を込めて、指輪を花束の中に忍ばせた。
 そして葬式が終わり、私はタヒぬために帰ろうとしたんだ。
けど、そこでご両親に呼び止められてね」

俺は、俺の体験なんて、藤田さんの絶望に比べれば、
全然大したことないじゃないか。
俺は何やってるんだ。自分を叱咤する。

796: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 18:11:30.50 ID:HD2QBAQo
「彼女の分まで、生きてやってくれ。そう言われたよ。
こんな事言えるか?
 私のせいで彼女がタヒんだも同然なんだよ? 
怒られて、殴られて、罵倒されて・・・それを覚悟してたのに
 生きてやってくれ、だよ? 今思い出すと笑えて来るよね。
どんだけお人好しなんだよ。家族ぐるみかよって。
 今思えば、これがチャンスだったのかな・・・。
夢じゃなくなった夢を実現する・・・最後のチャンス・・・」

・・・。

「だけど、私はそんなに強くない。ドラマや漫画なら、
ここで躍起になって、がむしゃらになって
 何が何でも夢を実現しようとするだろう。でも、私には無理だった。
そんなに私は強くなかったんだ。
 だけど、ご両親の言葉が引っかかって、タヒぬのも憚られた。
そんな私が取った行動は、ただ何の目的も無く生きるだけ。
 つまり、今で言われているNEETだね。
当時の私は何を考えていたんだろうね。
 こんな事したって、彼女が報われるわけがないのに」

似ている。藤田さんの人生は、俺と似ている。

「そうやって、私は時を無駄に過ごしていった。
季節の移り変わり、出会いや別れ・・・。
 全てが、私の外で起きているものだと思っていた。
私の中で、彼女がタヒんだ日から、時間が止まっていたんだろうね。
 だけど、そんな私にも転機が訪れたんだ。
絶望のどん底に居た私を、奮い立たせる転機が」

865: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 18:30:28.67 ID:HD2QBAQo
「夏のある日、私は何となしに郵便受けを見たんだ。
小さな封筒が入っていた。
 宛名は彼女のご両親だったよ。開けてみてみると、
手紙が入っていた。
 細かな内容は覚えてないけど、要するに、
人づてに今の私の状況を聞いたが
 今のあなたの状況では、娘は喜べない。社会に貢献して欲しい。
そう書かれていたんだ」

藤田さんが話を続ける。

「それで私は就職する気になった。だけど、4年か、5年かな。
 そのぐらいNEETやってた私に、就職先が中々見つからなくてね。
学歴だって大学中退で、やはり厳しいんだよ。
 けど何を思ったのかなぁw 彼女と同じ業種、
プログラマの求人に応募した私が居たんだ。
 それでもやっぱり落ち続けて、行き着いた先がこの会社だった」

そ、そうだったのか・・・。よりによって・・・。

「まぁ、マ男くんも予想している通り、ホントにひどい有様でねw 
これは社長には内緒だよ?
 当時は上原さん、井出さん、リーダーしか居なくて、
上原さん一人でこの会社が回ってるように見えた。
 それで私は思ったんだよ。彼女の立場は、上原さんのような
位置だったのではないかと。
 私は決意したよ。これ以上、自サツ者を出してたまるかって。
だから必タヒに勉強して、吸収できるところは吸収して
 ただひたすら仕事に打ち込んだんだ」

藤田さんの過去が、明らかになっていく。
今の藤田さんを形成している中身が、次々と見えていく。

873: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:32:10.82 ID:lYx7Tnoo
>>865
一通り藤田さんの過去判明したな・・・

888: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:37:14.92 ID:e53WEoko
ぶっちゃけ藤田さんは自サツ者を出さないとか言っていても、
結局上原は救えなかったんだよな。

命を失わなくても、命だけあって精神的にタヒんだのなら
それはタヒんだのと一緒だと。
精神科に通わせるようになるまで何故放っておいたんだと。
↑これきつい言葉がほしい藤田さん用

889: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:37:47.08 ID:8xONJTQo
>>865
やっぱり気になったんだな、娘が人生をかけた人間のその後がさ・・・
親がしゃしゃり出るものでもないし、なかなかツテが無くて
でも何とか知りたくてきっかけを探して、やっと知った元彼の現状
手紙を書く時にどんな思いを込めて書いたんだろうな、短かったのか長かったのか

やっぱり拾い上げたのは1と境遇同じくして社長だったんだ
仕事ができるとは言っても藤田さんは特別な存在じゃなかったんだな
リーダーが藤田さん相手にあの態度が取れる意味は
理由の1つとして先にあの会社にいたゆえもあるんだろうな・・・

812: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:14:42.88 ID:9qIORYI0
やっと追いついた俺が流れをよまずうp
ttp://www.uploda.org/uporg1140240.jpg.html

藤田さんかっこよすぎだぜ・・・

826: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:16:18.63 ID:M9I/qaso
>>812
いいないいな

827: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:16:19.32 ID:lYx7Tnoo
>>812
上段中の顔ワロスwwwwwwwwwwww

829: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:16:23.83 ID:3dz709co
>>812
上原さんはもっと人間にしてあげようぜ・・・

835: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:18:03.54 ID:a8Yro0E0
>>812
おお・・・俺の脳内のリーダーのイメージまさにこんな感じ・・・

905: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 18:40:53.31 ID:HD2QBAQo
「まぁ、変な話になっちゃうけど、動機は上原さんを助けることだね。
 ここだけの話、上原さんのイジメ、前と比べるとかなりマシになったんだよw
 本当は、もっと早い時点でこうしたかったんだけど、
リーダーと井出さんは私の先輩だからね。
 やっぱり中々強く言えないんだよ。だから、仕事できるようになって、
文句を言わせない立場になれば
 少しは発言力も高まるだろ? まぁそれでも、
あまり目立った事はできないけどね」

俺はここまで聞いて、自分の人生と藤田さんの人生を照らし合わせた。
NEETになるまでは、俺とは対極の人生を歩んできた藤田さん・・・。
全てが上手く行き、全てが希望に満ちていた。俺はその逆だ。
だけど、NEETになってからは、共通点がとても多い。いや、
正確には彼女がタヒんでからだ。

今まで俺は、何のために仕事を頑張ってきたのか?
母ちゃんのためか、父ちゃんのためか、自分のためか。
そんな事はわからん。
ただ言えることは、生き抜くためには仕事が出来ないといけない。
中卒でまともな人生を歩んでない俺が挽回するには
この方法しかないと思ったのだ。
少なくとも、俺はそう思って仕事に打ち込んだ。

理由は違えど、どこか共通点のある藤田さんが話を続ける。

920: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:46:29.46 ID:UaqfS8.o
藤田さんがリーダーになれば全て解決できそうな気がするんだけど
その理由も今から出るのかな・・・

926: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:48:36.02 ID:KMppKTM0
彼女の幻影とはいえ他人を救うために仕事をする藤田さんまじいい人だな

937: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:51:12.93 ID:e53WEoko
>>926
いい人とは違うと思うぜ?
他人を救うとかいうのはむしろ自分のためだと思う。
自分自身の昔、放っておいてタヒなせてしまったっていう罪を償うためにみたいな?

939: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:51:36.03 ID:2E3Hls.o
なんて藤田さんはいい人なんだ。
過去の経験を話すという行為はとても難しいと思う。

941: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:52:38.37 ID:799.yKA0
結局上原さんを守れてないじゃんって言うやつは、実際藤田さんの立場になってみろ。
リーダーにヘタにたてついて、首にされたら、それこそ上原さん守ってやれないじゃん。
自分のできる範囲でサポートしてたんじゃねえの?

942: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:53:02.11 ID:lmiC9oAO
だから上原さんに気を使ってたんだなぁ・・・・彼女とと同じ被害者出したくなかったんだろう

952: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 18:55:01.07 ID:HD2QBAQo
くっそおおおおおおおおおおおおおおおおおお

せっかく人がセンチメンタルな気分になっているというのに、
会社から電話きてやがった。
会社いってくるわ・・・。なんなんだよマジで・・・。

雰囲気ぶち壊しですまん・・・。また後でな・・・。
一時間で帰ってくる。何があってもだ。

では。

954: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:55:34.50 ID:pVBIfGAo
>>952
おいいいいいいいいいいいいいい

いってらww

957: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:56:04.08 ID:vLdjJqs0
>>952
ホントお前大変だな~!
いってら!

958: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:56:11.54 ID:2E3Hls.o
>>952
ゆっくりでいい。体には気をつけろ

967: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 18:57:36.74 ID:OB1nBaEo
>>952
くっそおおおおおおおおおおおおおおおおおお
俺の1を返しやがれぇぇぇぇぇぇ!!!

お気をつけて~

174: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 20:38:01.48 ID:HD2QBAQo
戻った。一時間じゃ無理だったよ。すまん。

とりあえず腹減ってるから、飯食ってきていい?
というか食ってくるよ。

175: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 20:38:25.17 ID:Hzb1jk.o
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!

179: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 20:38:35.51 ID:9/12gqAo
>>174
お疲れ様
腹いっぱい食って風呂も行ってらっしゃいな。

196: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 20:44:13.36 ID:JRWueLM0
>>174
おい上原ぁ!!乙しとけぇ!!

198: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 20:45:01.76 ID:IhbfVS60
>>196
おまいさんリーダー大好きだな

232: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 21:06:25.43 ID:HD2QBAQo
ただいま。
全然関係ないけど、前スレの812が妙に嬉しかったなぁ。
書いた人ありがとうな。

じゃあ続き書くよ。

236: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 21:07:27.09 ID:kKvGX8s0
お疲れ様。
無理しない程度に書いてくださいな。

283: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 21:26:36.35 ID:HD2QBAQo
「私は、マ男くんの過去にどんな事があったかは知らないよ。
 なんで学歴が中卒なのか。なんで今まで職務経験が無かったのか。
ここについては、人によって意見が変わるだろう。
 でもね、私は思うんだよ。大事なのはそういう所じゃないんだ。
何を理由に働くのか。何故自分は働くことにしたのか。
 ここが重要だと私は思う。一番最初に話したけど、努力、
チャンス、そしてそれを見逃さない判断力・・・。
 マ男くん、私が見る限り、君はこの内の二つをすでに持ってるんだよ」

この人は、まだ俺にやめるべきではない、と言っている。
まだやれる。頑張れると言っている。

「君は未経験でこの会社に入ってきた。私と一緒でね。
そして、リーダーから何も教えて貰わずに仕事を任されただろう。
 その時、君はどうした? 井出さんに聞いたり、私に聞きに来たりした。
みんな忙しくて、マ男くんに構ってあげられなかった。
 それでも、君は諦めなかった。一人で努力して、一人で判断して、
一人で完成させただろう。
 私は違ったよ。リーダーに何度も聞きに行って、怒鳴られながらも、
教えてもらわないと仕事が出来ませんって反撃して
 そうやって、人の力を使って完成させた。どっちが凄いと思う? 
私は、マ男くんの方が凄いと思うよ」

藤田さんと俺は、共通点も多いが、真逆だと言える部分も
多いことが分かった。
俺は今まで、人を信用できた試しがなかった。
友達だと思ってたやつにいじめられたり、手の平返されたり
常に裏切りと背中合わせで暮らしてきた。だから俺は、
一人で頑張らないと生きていけないと思ったのだ。

所が藤田さんはどうだ。今まで上手く行ってきた分、
人の温もりや優しさを知っている。
だからこそ、あの真底最悪のリーダーや井出にも諦めず、
教えを請う事が出来た。
そしてそれが結果となっている。

俺と藤田さん・・・全く違う人生を歩み、ある一点で交錯する場所・・・。
藤田さんがこの部分を話し始める。

289: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 21:29:01.86 ID:vLdjJqs0
>>283
ちょwwwwwwいきなりwwwwwwwwww
なんか二人の主人公みたいだな~

290: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 21:29:40.74 ID:8BgcoIIo
リーダーの教育方針は一貫していていいな

291: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 21:30:08.87 ID:N00ioOMo
>>290
天然だけどなしかも自己中心的

307: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 21:38:02.54 ID:GVKczVQo
藤田さんイメージ
http://www.uploda.org/uporg1140627.jpg.html

309: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 21:39:20.86 ID:kKvGX8s0
>>307
イケメンwwwwwwwwwwww

310: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 21:40:37.68 ID:cpyHQF20
>>307
そうそうそうこんな感じwwwwwwwwww

334: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 21:54:07.33 ID:IttH47I0
藤田さんのようになりたいよな
人望ってのはそういうところから生まれるんだなとわかるいい人だと思うよ

337: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 21:55:55.08 ID:HD2QBAQo
「マ男くん、今君は、この会社をやめたいって思ってるだろう。
その気持ちが分からない事もない。
 だけど、やめた先に何があるだろう? よく考えてごらん。
私は、今はやめるべきではないと思うよ。
 君がどういう理由で、長い長い無職歴を捨て、
働く気になったのかは知らない。
 私を例にあげるならば、私は彼女がタヒに、
ご両親からの手紙で働く気が起きた。
 つまり、人の出会いと別れが、私の原動力となったんだ。
こうなったら人は強い。どんな困難にだって立ち向かえる。
 私は少なくとも、こう思っている。君は私よりも無職歴が長いようだったから、
私なんか足元にも及ばない衝撃を受けたんだろう」

藤田さんの言う通り、俺と藤田さんは人のタヒで大きく人生が変わった。
そして俺は、どんな事があってもくじけないと決めたんだ。
何度、書類選考で落とされようが、面接までこぎ着けて落とされようが、
父ちゃんに良く頑張った、と言われようが
俺は決して諦めなかった。
入社日に考えられないような現実を突きつけられても、
初めてのプロジェクトリーダーでタヒにそうになっても
俺は諦めなかったんだ。

藤田さんは、人の出会いと別れが原動力となった、と言った。

俺が頑張ってこれたのは何故だ? 確かに先述の人のタヒもあるだろう。
だけど、何よりも、藤田さんのようになりたいから。
藤田さんが憧れの人だったから。

なんだ、俺だって、出会いが原動力になってるじゃないか。
中卒がなんだ? 中卒だから仕事ができないのか? それは違う。

仕事ができないなら、できるようになればいい。
中卒なら、大卒に負けないぐらい仕事ができるようになればいい。

この考え方こそが、大事なんじゃないのか?

「君は、確かに今の時点では私や上原さん、
中西さんには仕事ではかなわないだろうし
 コミュニケーションや度胸では、
井出さんやリーダーにはかなわないだろう。
 だけどね、君はこれら全員を上回る底力を秘めてるんだよ。
少なくとも私はそう思うよ」

340: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 21:56:56.51 ID:ZQx.mxco
藤田さんみたいな先輩が欲しい

341: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 21:58:42.56 ID:kKvGX8s0
藤田さん・・・ホントにいい人だな

343: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 21:59:40.20 ID:VHeim8c0
自分より上回るとわかってて育ててくれる人ってそうそういないしね

396: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 22:14:08.84 ID:HD2QBAQo
「努力も出来て、一人で的確・・・かどうかは分からないけど、
間違いではない判断も出来て。
 マ男くんは、真の意味で強い人間なんじゃないかな。
それに、誰にだって挫折はある。
 重要なのは、そこでくじけるのか、それを力とするのか、
この違いなんじゃないかな。
 君はチャンスに恵まれていない。酷かもしれないけど、
私はそう思う。
 だけど、入社日に渡された仕事をこなした君を見て、
私は君を育てたいと思った。
 私はそれを社長に言ったし、社長も私と同じことを思っていた。
 だからじゃないけど、君の事は気に掛けていたし、
どうしようもない時は手を差し伸べた」

まさか、この件は・・・。俺はここで薄々感づいていた。
平成の孔明、藤田さんは、俺を

「学歴の件に関しても、バレた時に助けようと思ったよ。
君は明らかに様子がおかしかったからね。
 だけど、私は思ったんだ。
 ここで助けたら、マ男くんは、いつまで経っても
一人立ち出来ないのではないか。
 いつまで経っても、私を頼るんじゃないかとね。
だから、限界まで私は我慢した。
 一種の賭けでもあった。最悪、連絡無しで会社を去る
可能性だってあるんだから。
 私はこの事を社長に話し、辞職を願い出た時、
私を呼んでもらうように言っておいたんだ」

間違いない。この人は、この学歴事件を上手く利用し、
俺の精神的レベルアップを図っていたのだ。

なんという孔明の罠なのか・・・

399: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 22:15:06.34 ID:8oordyIo
孔明SUGEEEEEEEEEEEEEEEE

400: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 22:15:12.51 ID:bhSxQmgo
藤田さんどこまで孔明なんだよ

414: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 22:17:20.73 ID:FPAQjs.o
藤田さんすげえええええええ
このぐらい先読みなんて孔明には造作も無いことなんだな
俺も頑張ろう……

436: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 22:23:25.71 ID:gxJR4tg0
空気読まなくてごめんなさい
にっ、似顔絵・・・描いてきました
http://up2.viploader.net/pic/src/viploader533136.jpg

446: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 22:24:42.27 ID:dPwJZu.0
>>436
ちょwwwwwwww 井出wwwwwwwwww

453: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 22:25:06.95 ID:oftOP/so
>>436
イメージ通り過ぎてワロタ

481: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/02(日) 22:30:03.67 ID:HD2QBAQo

「社長は、私のこの提案を猛反対したよ。
原石をドブに捨てるのと一緒だと。
 けど、私はそうは思わなかった。現場で君を見ていて、
そんな事をするとは思えなかった。
 そして、君はやっぱり私の思った通り、きちんとケリをつけにきた。
その君に、今私は話をしている」

俺の中で、何かが再び築き上げられていく。
働く決心、基本情報資格取得、就職、リーダー就任

そして

憧れの人からの認定資格。

自信が、より大きく、より強く、
より完璧になって復活した瞬間だった。

「マ男くん、もう一度、頑張ってみないかな。
私は、これからも君を助けていくし
 見捨てることもしない。いずれ、君は私と肩を並べ、
私を追い越すだろう。
 もう一度、頑張ってみないかな」

俺はここで始めて口を開いた。

508: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 22:32:50.46 ID:kKvGX8s0
藤田さんは教育者の鑑だな

581: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 22:44:53.43 ID:UicYsE2o
やっと追いついたぜ

藤田さん神すぐるwwwwww
でも、その藤田さんが目を付けたマ男は
恐ろしいポテンシャルを秘めているんだろうな

587: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/02(日) 22:46:11.69 ID:UAXOJcQo
藤田さんには一生追いつけないな・・・
それでも「なぁにもうすぐ追いつくさハハハ」
とか爽やかに言いそうだから濡れてくる

12: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/03(月) 00:26:28.03 ID:GPkG0rwo
戻ってきた。良い具合に前スレも埋まりそうだな。
けど、もう時間も時間だから、また時間空いてる時に書くとするよ。
中途半端な所で切ってすまんかった。
それじゃおやすみ。

14: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/03(月) 00:28:18.12 ID:foL3uOEo
>>12
乙。
おやすみ!

23: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/03(月) 00:31:02.32 ID:vi5BiSE0
>>12
乙。
また気が向いたら戻ってきてくれ。
応援してます。

28: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/03(月) 00:33:50.64 ID:V8jhcUso
>>12
乙、ゆっくり休んでくれ。
また続きを書いてくれたら、見せてもらうよ。

527: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/08(土) 09:06:16.02 ID:y/gtPGko
おはよう。1週間お待たせしました。早速続き書くぞ。

「すいません、ありがとうございます・・・」
言葉が詰まった。色んな想いが、俺の中で渦巻いていた。
俺は自分をほんのちっぽけな存在としか思っていなかった。
例え俺がタヒんだ所で、世界には、日本には、この会社には
何の影響も無いだろう。そう思っていたが、
それは違ったのかもしれない。
中には、引き止めは常識だから、と言う人も居るだろう。
だけど、藤田さんという一人の人間が、俺のために過去を語ってくれた。
確かに話の内容が本当かどうかは分からん。
だが俺に、やめるな、頑張れと励ましてくれた。
これは紛れも無い事実だ。俺はそれに応えないといけない。

「藤田さんのようになれるかどうか分からないですけど」

まだ俺は頑張れるだろう。

「頑張ろうと思います」

「おぉ、そうかw やっぱりマ男くんは、私の見込んだ通りの男だったなぁw」
いや、俺じゃなくて、あなたが凄いと思うが。

こうして俺は、退職を思いとどまった。
ケンジにこの件を話したら「お前を繋ぎとめておく罠だよ」と言われたが、
お前ひどすぎるぞ。
先週書いた前述では、一気に復活したかのように書いてあるが、
実際はそうでもない。
やはり、最初のうちは戸惑いや不安もあった。
だけど、背水の陣から、藤田さんという強力な後ろ盾が
出来たという事が俺の中での最も大きな変化だった。
あの人が居るから大丈夫、安心できる。
他人にそう思わせる事の出来る人が、この日本に何人居るだろうか。
藤田さんは、本当に尊敬できる人だ。

528: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/08(土) 09:08:08.84 ID:Pzzh5oAO
来てる━━━━(゚∀゚)━━━!

529: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2007/12/08(土) 09:10:41.56 ID:wbsmn/k0
オハヨ━━━━(゚∀゚)━━━!

532: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/08(土) 09:16:11.60 ID:y/gtPGko
「じゃあ、マ男くん、顔を洗ってw 先に開発室で待っているよ」
鼻水と涙で、俺の顔はグショグショとなっていた。
「あ、待ってください」
「ん?」
中卒とみんなにバレた。みんなはどう思ってるんだ? 
意志が確認できたのは、藤田さんだけだ。
「えっと・・・ちょっと・・・あのー・・・戻りにくいっていうか・・・」
「ん? なんで?」
「いや、やっぱ・・・リーダーがあれだけ・・・でしたから・・・」
「あぁ、リーダー以外は気にしてないから大丈夫だよ。大体、
うちのチームで大卒はリーダーだけだから」
そ、そうだったのか。確かに藤田さんも大学中退だもんな。
「みんな何か言ってましたか?」
細かく聞く俺。やはり受けた傷は未だに深い。
「いや、特には何も。リーダーが怖くて、
みんないつも通りに接することが出来ないだけだよ。
 そのリーダーにも、私から話をしておいたから、
君は何も気にせずに来れば大丈夫」
そう言って部屋を出て行く藤田さん。そんな事を言われてもな・・・。
しかし、あのリーダーに真っ向から話をしたと言うのか。凄い度肝だ。

俺はしばらく、部屋で考え事をしていた。藤田さんの話した内容、
俺が歩んできた人生、そしてこれからの事。
やはりどう考えても、今は辞める時じゃない。俺はまだ、
人生をやり直し始めたばかりなんだ。
俺がここで辞めたとしよう。誰が喜ぶだろう? 親はもとより、
俺自身も喜べるはずがない。まだ頑張れる。
よし、開発室に戻って
・・・ん? 待てよ。・・・何か忘れている気がするな。なんだ?
うーむ、思い出せん。特に重要じゃなかった事までは記憶しているが。

534: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/08(土) 09:26:54.81 ID:y/gtPGko
そんなこんなで、俺は開発室に戻った。
「ただいま戻りました」
「おかえり、マ男くん」
藤田さんだ。
「おい、マ男」
む・・・。リーダーか。
「はい」
「社長と話してきたのか?」
本当に藤田さんから話を聞いたらしい。
「えぇ」
「そうか。すまんかったな。まぁ気にするな。
仕事が出来れば俺は文句無い」
社長と話したのを確認して謝罪なのかよorz しかも、
この人の謝罪は信用できん。
しかし、とりあえずは一件落着という所か。
「なーマ男くん」
井出だ。なんだ?
「上原さん、生きてんのかなぁ?」
し、知らんがな・・・。何故それを俺に聞く・・・。
「さぁ・・・。確かに復帰遅いですよね」
「だよなぁ・・・」
間を置く井出。顔がニヤけている。何を考えている。
「ぶふっww ちょっとカワウソだったよねww」
・・・。

よし、仕事をしないと。

とりあえずは、元の雰囲気に戻りつつあった。
次第に俺も楽になり始めた頃、中西さんから呼び出しがかかった。
今更なんだ? 俺はもうリーダーじゃないんだけどな。
何かあったっけ・・・って、思い出した。
藤田さんが既婚でないこと、彼女居ないことを言うのを忘れていた。

539: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/08(土) 09:35:39.08 ID:y/gtPGko
これはまずい。だが、飲み会からずっとゴタゴタしていたのだ。
それ所ではなかった。てか、もう半年以上も前の話だぞ・・・。
「マ男さん、藤田さんの件なんですけど」
ほら来た。すいません、中西さん、言うの忘れてました。
「結局、自分で聞きました。で、彼女も居ないみたいで、
結婚もしてないみたいなんです」
なんだ、知ってるのか。じゃあ俺はもうこれで
「けど、何ででしょう・・・。私、何か女性として見られてないみたいで・・・」
め、面倒なことになりそうだぞ、これは・・・。
「そ、そうですか。何でなんでしょうね」
藤田さんは過去の件から、もう恋人作らないと思うぞ・・・。
「女性として見られてないっていうか、恋愛対象? 
として見られてないんです」
それを俺に言われても困るんです、中西さん。
俺に恋愛相談なんて愚の骨頂なんです。
「どうしたらいいでしょうか・・・」

ほら来た。どうしたらいいでしょうかって、どうしようもないですよ。
そもそもで、この人は何故俺に聞くのか・・・。

545: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/08(土) 09:46:28.00 ID:y/gtPGko
「うーん・・・諦めるとか・・・」
と言うと、睨まれてしまうぞ。
この人は、恋愛事になると執拗になる。上手くかわすんだ。
「中西さんの気持ちが伝わってないんじゃないですか?」
「マ男さんもそう思います?」
く、食いついてきた。しまった。話の路線を変えるべきだ。
「それはどうかは分からないですけど、
藤田さんって先天的にモテる人だなーっていうか」
「やっぱりそう思いますよね!? 実は私もうんたらかんたら」
な、なんなんだ。何かさっきからドツボにハマってないか?
 この人からは逃れられんのか!?
「もう好き過ぎて、自分でもどうにかなりそうで」
何故か俺に藤田さんの想いを語る中西さん。
それを藤田さんに言えば良いんじゃないのか・・・。
いや、言っても藤田さんは困るだけだろうし、
結果も見えてるけど・・。
「と、とりあえず、私から言えることは、私に相談されても
どうしようも出来ないって事ですよ」
これだ。これで解放される。
「もう決めました」
何をだ。
「告白します・・・」
な、なんだってー!?
何がどうやったら、この流れになるんだ!?
これは面倒なことになってしまったぞ・・・一体これからどうなるのだ。
というか、俺を呼び出した意味あんのか、これ・・・。

550: マ男 ◆kmd7lCK4/M 2007/12/08(土) 09:57:10.57 ID:y/gtPGko
それからは、さすがに俺も何か対策は無いものかと頭をひねっていた。
しかし、藤田さんの過去をバラすわけにもいかないし、
バラした所で中西さんの事だ。自分が代わりになると言い出すだろう。
良い方法が思い浮かばん。誰も何のリスクも無しで済ます方法が思いつかん。
しかし中西さんの行動力は異常だ。いや、そうさせてしまう藤田さんが凄いのか?
どちらにせよ、中西さんが行動を起こしてしまえば、
職場での人間関係がさらにカオスになること請け合いだ。

そんな時だった。
「藤田さん」
中西さんが、ついに動いた。
「うん?」
「今週末、晩御飯ご一緒できませんか?」
や、やりやがった。これで牽制を掛ける気だな。
てか職場で言うのか、この人は・・・。何という・・・。
これじゃ周りの空気を気にして、大概の人は断れんぞ・・・。
中西さん、何という戦略か。
すると俺の隣から
「えっ!?」
井出だった。おまえ、まだ諦めてなかったのか・・・。
「うーん・・・。それは何か理由があってのことかな」
藤田さんが切り返す。開発室内の全員が、二人を凝視している。ガン見である。
「断れ、断れっ」
小声で連呼する井出。お前、たぶんそれ聞こえてるから。
「はい、プライベートでお会いしたいなって」
恥ずかしそうに言う中西さん。端麗な容姿がさらに雰囲気を引き立てる。コイツ、狙ってやがる。藤田さんを落とそうとしている。
少し沈黙した後、藤田さんが答えた。

引用元: 【藤田】ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない【破滅変】



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