最近路駐ネタが多いので
自分の体験も投下します。

数年前まで消防団をやってて、
8月の蒸し暑い夜中に
召集が掛かった時のこと。
ポンプ車に乗って
現場へ出場し到着。
「ボヤくらいかな?」と考えていたが、
そこにはデカい火柱が上がってた。
アパートからの出火で
素人目から見ても
ヤバいのが一目でわかった。

署のタンク車に送水する為、
最寄りの消火栓を探したが
見つからない。
この辺にあるはずなんだけど、
と探していると








何やら怪しげな
DQN装飾の軽四が路駐してある。

下を覗き込むと
案の定消火栓のマンホールが、、、

近くの野次馬の中に居るかもと思い
呼びかけるも応答なし。
仕方なく離れた消火栓から
ホース延長して送水開始。
しかし火の勢いは中々収まらず、
消防団にも延焼防止の為、
放水するよう指示が出る。
拡声器で車の移動を呼びかけるも応答なし、
近所の人も所有者は分からないとのこと。

仕方なく対応するも水量が足りず苦戦。
更に離れた消火栓からホース延長し何とか対応。
30分ほどで火は弱まり鎮火、
待機の指示が出た。

そうこうしていると、
髪の毛ボッサボサの金髪の姉ちゃん
(スッピンで明らかに寝起き)が
規制線を越え近づいてきた。
DQN「はぁマジあり得ないんだけど!
車出したいんだけど、
ホース邪魔だからどけて」

あり得んのはこっちだボケ!
と言いたい気持ちを抑え、
やんわりと消火活動の妨げになっていることを伝える。

しかし、
DQN「車傷付けてないよね!?
傷付いてたらマジあんたら訴えるよ??
などと自分が違反していることや
状況を微塵も分かっていない様子。

そこに騒ぎを聞きつけた署員と警察官が登場。
女の態度に両者激怒し説教開始。
その後パトカーに連れて行かれた。
その後残り火確認も終わり、全撤収。

最も記憶に残ってる火災出場でした。
大したオチも無くすいません。

引用元: キチネタ募集!!

※「世にもキチな物語」様に許可を頂いて掲載しています。



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