454: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/30(火) 19:09:18.69 ID:P/bfAIgP
今思い出すと若干笑える話だけど 

彼女と彼女の地元にある山に
登山に行った時の事。 
誰もいない山道を二人で
どうでもいい話をしながら歩いていた。 

さっきから道中で
チラチラと狸を見かけていたので
動物の話をしていたら
彼女が熊も出ると言い出して 
地元で昔キャンプ中の人達が
熊に襲われた事件があったのを思い出して
その話をしだしていたところ、 

突然数メートル先で
横の斜面から土や落ち葉と共に
何かが滑り落ちてきた。 

二人でびっくりして
瞬間的にダッシュで逃げようとしたけど、
落ち着いて見てみると 
落ちてきたのは






何故かズボンがほとんど脱げてる
40代くらいの女性だった。

女性はピクリともしなくて、
山中で襲われて逃げてきたのではないかとか
別の恐さを感じながら彼女とゆっくり近づくと
「プスーーー」と女性がオナラ(多分)をした。
突然のオナラで笑いそうになったが、
地面をよく見ると失禁しているのにも気づいて
これは非常事態だと確信した。

とりあえず
脱げかかっていたズボンを上げて
仰向けに寝かせたが、
全身傷だらけというか落ち葉だらけで
気を失っているみたいだった。
電話(共にvo○afone)が圏外で
助けも呼べなくて困っていると、
山道の先の方から男性が
「無事ですかー!!」
と叫びながら走ってきた。

話を聞くと男性と女性は夫婦で
俺らと同じく山登りに来ていたのだが
奥さんが用を足しに
道の端っこで座りこんだ瞬間に
足元が崩れて下に転がっていったらしかった。

旦那さんの方も数百メートルとはいえ
山道を必死で駆け下りてきたので
息が上がって座り込んで
真っ青な顔で苦しいとか言い出したので、
俺は助けを呼ぶために走って山道を引き返してたら
途中で他の登山者に偶然会って、
その人に事情を説明して
その人の電話でレスキュー隊を呼んでもらった。

幸い夫婦はどちらも命に別状はなかった
(奥さんは数箇所の軽症の打撲、旦那さんは貧血)。
その後お礼の手紙を頂いたり
披露宴の時には電報まで頂いたりしたが
奥さんが尻丸出しで俺らの前に現れた事は
未だに秘密にしている。


455: おさかなくわえた名無しさん 2013/04/30(火) 19:13:15.34 ID:ykp1CBHu
>>454
その奥さんも旦那さんも、
生きた心地しなかっただろうなあー。


引用元: 今までにあった最大の修羅場 £39