415: sage 05/02/09 11:30:11
三十数年前、俺の母親は大変な難産の末、俺を生んでくれた。
仮死状態で産声を上げられず生まれてきた俺に、軽度の脳性小児麻痺の後遺症が残った。
よちよち歩きを始める頃、祖父が右足を引きずる孫の様子に気づいた。
それから両親は考えられる医療機関をまわり治療の道を必死に探したらしい。


幼稚園の頃には手術を受けたり、リハビリの為に両親は専任の医師を付ける事までした。
幼い俺にはそんな両親の苦労が理解できなかった。

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運動能力がコミュニティーの序列を決めてしまう子供社会にあって、いじめに直面し始めていた。
子供らしく、野球、サッカー、水泳、スケート、スキーなど
様々なスポーツにも挑戦はしたけれど身に付けるまでには至らなかった。
そんな苛立ちと、いじめの苦しみから親に特に母親に辛くあたってしまった事もあった。

時が過ぎて幸いに子供に恵まれた。出産にはもちろん立ち会った。
元気な産声と手足をバタバタさせるのを見て本当にホッとした。
走り回るのが大好きな長男。嫁さんの手に負えなくなり幼稚園のサッカー教室に入る。
以来、ボールを持つと表情の変わるような子供になった。
まだ小1だけど奴がキープするボールを奪うのは本当に苦労する。
プロの試合を見せてみようかと二人でスタジアムに足を運ぶようにもなった。
次男の面倒に忙しい嫁の負荷を減らす意味でも二人でお出かけ。
>>392さん。男同士の時間。いいもんだよ。
(嫁さんごめんね。下の子大きくなったら一緒に行こうね)
Jリーガーにしようとまでは思わないけど楽しそうな息子を見て幸せ。
親子サッカー教室の抽選に当たった。会場は聖地国立。コーチは北澤豪。
右足の痛みをこらえて息子とボールを追う。
息子には自分とは違う夢を追うチャンスがある。こっそりと楽しみ。

長文失礼


418: 392 05/02/09 12:25:16
>>415
ちょっと涙でた。そしてちょっとうらやましい。
オレもはやくサッカー一緒に見に行きたい。

今のところうちの息子はオレと公園に行くとき嫁が一緒に行こうとすると
『ママこないで』って泣き出しちゃうくらいオレと遊ぶのが楽しいらしい。
(嫁さんはちょっとかわいそう)
でかくなっても友達みたいに一緒に遊べるといいなって思ってます。


416: 素敵な旦那様 05/02/09 11:51:54
》415。泣けた。お互いがんがろうせ。元気なお子さまでよかったな!

引用元: 息子が可愛くてしょうがない親父が集う酒場


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